ぶどうの育て方!初心者の家庭菜園

大粒ぶどう天山

「天山」の特徴はなんと言ってもその大きさです。房から取れる薄い緑色をした一粒が、子どもの片手のひらでは収まり切らない、卵ほどの大きさをしています。

ecom04.jpgそれ一粒がそのような果物としてそれぞれ木に成っていると言われても信じてしまいそうな大きさです。一口ではとても食べきることはできず、皮ごと食べられる高級ぶどうよりも皮が薄いため、そのままかじると酸味と甘みの程良いバランスが楽しめます。食べられる皮もアクセントとして加わり、食感はシャリシャリとしています。その糖度は非常に高く、ものによっては20以上の数値を叩き出すこともあります。普通のぶどうの糖度が大体17から18なので、さらに甘いということになります。
大粒ぶどう天山は、非常に繊細でもあることが特徴です。温度や水分管理次第ではすぐにダメになってしまいますし、予想外のトラブルによってすべて出荷できなくなる可能性も低くはありません。取り扱っている様々なお店では、急に取り扱えなくなるかもしれないという注意書きがしばしばなされるほどです。また、木が若いうちは裂果癖を持つことが多く、「裂け天山」の異名をもつくらいなので、出荷できる綺麗な形を選別していくと、安定生産をするにはまだまだほど遠い道のりです。なので、非常に希少価値が高い品種であるということも天山の特徴のひとつです。収穫時期も1年で8月の中期に出荷できるくらいの短さです。
信州地方を主な生産地としていて、繊細ということもあり非常に気を遣われて栽培されます。全国に出荷されることもありますが、インターネットを用いても入手できるかどうかはわかりません。お店に並ぶまでにこれだけのハードルを越えてくるので、もしこの大粒ぶどう天山を口にすることができれば、非常に幸運であると言えます。箱を開けるとまるでたまごが数十個無造作に入っているようにも見える圧巻の迫力と、その独特の触感と甘みを、ぜひ一度味わってみてください。



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