ぶどうの育て方!初心者の家庭菜園
ホーム > ぶどうの育て方 > ぶどうの根域制限栽培

ぶどうの根域制限栽培

ぶどうの根域制限栽培は、根の範囲を制限することで、水や肥料を効率的にぶどうに与え、糖度を高め、着色を向上させる栽培方法です。

ecom11.jpg
根の範囲が制限されるため、果樹を整列させることができ、せん定や袋掛け、肥料投与、収穫などの栽培管理を効率的に行うことができます。肥料がむだなく取り込まれるため、糖度や着色度がアップし、果実の品質が向上するのも、根域制限栽培の大きな特徴です。
根が広域に走るのを抑えることで、細根の増殖が促され、肥料や水の吸収効率が高まります。水分コントロールができるため、成長段階に適切な水分・肥料を与えることが可能になります。その結果、花芽分化の促進、着花の安定、果実の糖度向上といった効果が期待できるようになります。
近年、温暖化などによる天候不順から、色づきが悪かったり、出荷時期が不安定になったりしがちですが、根域制限栽培を採用することで、品質管理、出荷時期の調整、収量の確保などがかなりの程度コントロール可能になります。
果樹を整列させることも容易であるため、省力化が可能になり、作業効率が上がることも、ぶどうの根域制限栽培の大きなメリットです。ハウス内をジグザグにたどることなく、整列した果樹に対して、肥料を与えたり、せん定、袋掛け、果実の収穫を行うことができます。
初期投資も少ないため、短期で計画的な収益を見込むことができるのも、この栽培方法の特徴です。
逆に、デメリットをあげるとすれば、果樹が大きくなるにつれて、根域制限が難しくなってくることがあげられます。大きい果樹は樹勢も強いのですが、どうしても根域の広がりが避けがたく、管理が難しくなってきます。水や肥料のコントロールにもむらができ、湿害や乾燥害といった問題が起きやすくなってきます。
とはいえ、土壌改良のような大規模な資本投資をすることなく、かなり少ない初期投資で可能となる栽培方法であり、短期で成果があがるため、各地でさかんに取り組まれています。



コメントする